SNSで幸せになれるのか
SNSがきらいだー!
これだけSNSにつながっているのが常識になっている現代ですが、実はそう叫びたくてたまらなかった私です。
なぜなら、SNS下戸だから。
アルコールが飲めない下戸の人って、
一口飲んだだけでふらふらしたり頭痛がしたり、しますよね。
お酒や飲み会が大好きな人から見たら、
「え?それだけで?」「なんで?」
となるけど、本人はつらい。
それと同じなんです。
10分くらい見たらもう、キャパを越えて気分が悪くなってくる。
もともと、情報量のキャパがとても狭いのです。
次々に休みなくたくさんの情報が流れてくるのを見るだけで軽くパニックになるので、テレビも持っていません。
一昔前は、「飲みにケーション」という言葉があるくらい
お酒を飲めることは社交の必須要素だった時代だったので、
下戸の人には生きづらかっただろうな、と思います。
今はその役割をSNSが担っているところがあるのかもしれません。
なので私も、つきあい程度に飲む…という感じで、
Facebookのアカウントはあるけれど、今までは数ヶ月に一回くらい見るか見ないか、
一年に一回投稿するかしないか、という感じでした。
だって、確実に幸福度が下がるから。
・・・さて、ここでこんなデータを。
“Facebookの利用頻度と生活満足度には、明らかな相関関係がある”
ミシンガン大学がアメリカ人の若者を対象にした調査の結果です。
SNSを使えば使うほど、人は幸福度が下がり悲観的になるらしい。
私だけかと思ったら、みんな幸せになってない!
幸せになれないならやめたらええやん!
…とはいえ、完全にはやめられない事情がそれぞれに、あるんですね。
デメリットだけならやめられるけど、メリットもあるから。
特にビジネスをやっていると避けては通れない。
個人の利用でも、甘い物と同じで、やめるのは難しい。ほどほどに、と思っても食べすぎてしまう。
だからデジタルデトックスなんて言葉もあるんですね。
2015年にデンマークの幸福研究所が1100人を対象に行った実験では、Facebookの使用をいったん停止するように言われたグループは生活満足度も集中力も上がったそうです。
私は逆に今、必要を感じつつあるので、今まで食べていなかったのを食べ始めてみようとしています。
自分を知って、自分なりの幸福度を下げないやり方を実験してみるつもりなのです。
はじめの第一歩。
「恐怖」「なんか苦しい」「苦手」
を感じる場合は、その中身を分解してみること。
私の場合、SNSに対するその中身は…
<見ること>
①とにかく、多すぎる情報が止らず流れてくる状態が生理的にムリ(情報処理のキャパがめちゃめちゃ狭い)
②誰かの投稿をひとつ見ると、全員の投稿をぜんぶ丁寧に見て、ぜんぶに丁寧に共感しなきゃ申し訳ない気分になる。でないとフェアじゃない気がして罪悪感を感じる
③子供が産まれたとか結婚したとか、人生の一大事なのに、他の投稿とタイムラインに並んでいると直接聞くよりも薄く感じられて感動できず、なんか申し訳ない気分になる
④いいねとかコメントとかの数が「評価」や「競争」のように感じて息苦しい
⑤誰かと自分を比較して劣等感を感じる
<投稿すること>
①どんな言葉が最適かとか、考えすぎて嫌になってくる
②写真を撮るのが好きじゃないので、撮る→アップするの行動がすごくめんどくさい
③目的が明確じゃないことに時間を使うのが嫌。今まで、投稿するための強い目的(動機)がなかった
書いてみてわかったこと。
<見ること>の①にアプローチするのが一番、具体的な行動に移しやすそうなので、
「見る時間を制限する」
をやってみようと思います。
ものすごい人混みにいると気持ち悪くなるのと同じで生理的なものなので、滞在時間を減らすことが一番早くできること。
<投稿する>に関しては③「目的」のところが一番のポイントな気がしてきた。
(「意義のある目的のために行動している」は、ポジティブ心理学でも照明されている人が幸せを感じる要素のひとつです)
というわけで、まずは「自分が納得してワクワクできる目的」をはっきりさせること。
これを<投稿する>のはじめのステップとして踏みたいと思います。
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