悩みが消えるドライブ・セルフコーチング
車の運転が苦手です。
車がないと生活できない土地に移住して、はや8年。免許を取って6年。(32歳で免許合宿に行ったので、周りが十代ばっかりで肩身が狭かった…でも、50代なのに溶け込んで楽しそうに過ごしているおじさんがいて尊敬した)
免許取り立ての頃は、毎回ボン・ジョヴィの「it's my life」(それかマツケンサンバ)を大声で歌って緊張をまぎらわし、自分を鼓舞しないといけないほど運転がストレスでした。
今はほぼ毎日、片道20キロある保育園まで子供を送っていくために狭い山道を運転しているのですが、未だに前からトラックが来ると「わあっ」と声に出して動揺するし、バックで駐車すると自分自身でもびっくりするほどズレてるし、インターで合流する時は緊張して動悸が激しくなるし(小学校の頃、大縄跳びに入るタイミングがわからなくてものすごくプレッシャーだった。あの感じがフラッシュバックする)。
電車なら移動している間に本を読んだり、何かを書いたりできるじゃないですか。
でも車だとそれもできない。話し相手がいる時はいいけど、一人や赤ちゃんと二人しかいない時の車移動って時間がムダだなあ…と思っていたんです。
コーチングに出会うまでは。
ある日、ふと思い立って運転中にセルフコーチング(自分に自分でコーチングすること)してみたんです。
コーチ役とクライアント役、一人二役でちゃんと喋りながら(後から説明しますが、声に出してやるのがポイント!)
「こんにちは、イブコーチ」
「こんにちは、イブさん。今日はあいにくの曇りですね。体調はどうです?」
「低気圧ダメなんで、だるいし気分が晴れないですね~。もやもやしてます」
「おお!もやもやしてるんですね。どうしてなんですか?」
「ん~、いろいろあるんですが…」
そんな感じで、保育園の行き帰りの合計40分間のセッションを自分にほどこしてみたところ…
抱えていた問題がすっきり整理され、帰ってきた時はめっちゃ気分が晴れて前向きになってる!!
それからは、何か心に引っかかっているとき、迷っているときは運転中にイブコーチにセッションしてもらうことに。
そしたらね、ほぼ悩みがなくなりました。
悩みの原因自体がなくなるわけじゃない。でも、自分の気持ちの持って行き方や、どう対処するか行動が決まったり、もやもやの中身が言語化されることで「悩む時間」がもう必要なくなるんです。
経験豊富なプロコーチとのセッションを終えたときと同じように。
イブコーチ、すごい!
…と全面的に自分の手柄にしたいところですが、ポイントは「運転中」というところにあると思うんですね。
運転中のセルフコーチングが効果的な理由
①日常生活中、なかなか「わざわざ時間を取って」やることができないセルフコーチングが、運転中の時間を利用してならハードルが低くなる
②物理的に「前に進んでいる」状態でやることで、対話も前に進みやすくなる
③何か手を動かしてやること、あまり考えずにできることをやりながら話すことで、良い感じに潜在意識が活性化され、思ってもみなかった言葉(隠れていたこと)が出てくる
④密室であることで、心理的安全性が高まる
「ドライブ中だと話が弾む・深い話ができる」という経験をしたことがある方もいるかもしれません。それも、だいたい同じ理由からだと思います。
ドライブ・セルフコーチング…すごくない?
日常的に車で移動する人は、ぜひやってみてほしい!広めたい!
コーチングやセルフコーチングの知識・訓練をしたことがなくても、
「自分に話を聞いてもらう」
それだけでもかなり効果があると思うんです。
頭の中だけじゃなく、「ちゃんと声に出してやる」というのが大きなポイント。
自分の言葉を自分で聞くことで気づきを得て、理解が深まる。
これをコーチングでは「オートクライン効果」といいます。
運転しながら一人で喋ったり笑ったりしているので、すれ違った人は「あいつ大丈夫か…」と思っているかもしれない。
いいんです。オートクライン効果を得るためならすれ違う人に何と思われても。
今はワイヤレスイヤホンで通話してる人もけっこういますしね。
そもそも、私の乗っている中古のバモスはキズや凹みがありまくりだし、山の中に住んでいるので湿気が多い時期にはうっすらと藻のような苔のようなものに覆われ、元々のシルバーが緑がかってニュアンスカラーになっていたりするので、車に関して人目を気にする感覚はもはや、ない。
次回は、ドライブ・セルフコーチングで自分で感動したセッションについて書こうと思います。
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